2016年05月24日 07:27

アメリカ乳製品輸出協会日本駐在事務所は、第70回日本栄養・食糧学会で、立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授を講師に迎え、ランチョンセミナー「加齢に伴う筋量低下とその予防に向けた乳由来たんぱくの応用」を開催した。

教授の発表は以下の通り。加齢による筋肉量の減少は、運動機能低下によるサルコペニアやロコモティブシンドロームの原因となるだけでなく、糖・脂質の代謝異常にもつながり、糖尿病や心疾患などの発症リスクも増加させる。健康寿命の延伸には若いころからの意識的な筋肉量維持が大切で、筋たんぱく質の合成には、たんぱく質に含まれる必須アミノ酸、特にロイシンの効果的な摂取と筋肉トレーニングが効果的。

ホエイたんぱくはロイシン含有量が多く、体内での利用率も高いことから、最も効率のいい食品と言える。