2016年05月20日 08:23

大阪府住宅供給公社は、団地の屋外環境整備の取り組みを進めており、今回は寝屋川市香里三井C団地において外装リニューアルをおこない、4月末に完成した。

現在、公社は昭和40~50年代に建てられた団地のストックを約1万戸抱えており、住戸リノベーションなどの長期有効活用事業に取り組んでいるが、これら高経年の団地では外壁一色塗りが大半を占めている。また、築30年以上の公社団地に実際に住んでいる人を対象に、アンケート調査を行ったところ、団地の外観デザインに「満足している」と答えた人は18%という結果だった。

この現状を踏まえ、団地での生活を豊かにするためには、住戸内のリノベーションに留まらず建物外の生活空間を時代に合わせて再構築することが重要であると考えた。カラーデザインコンセプトを取り入れた外装リニューアルなど、団地のイメージアップを図る屋外環境整備の取り組みを2014年度から進めている。

大阪府住宅供給公社