2016年03月08日 16:19

富山県高岡市、南砺市および東京藝術大学は平成27年度、産学官連携で国宝 法隆寺釈迦三尊像(以下、「釈迦三尊像」)の再現に取り組んできた。高岡市(伝統工芸高岡銅器振興協同組合)および南砺市(井波彫刻協同組合)での工程が3月下旬をもって終了し、3月21日に高岡市で開催するフォーラムにおいて一部公開される。
本取組は東京藝術大学が法隆寺様ならびに文化庁より特別に許可をえて、釈迦三尊像の高精細な3Dデータを取得し、これにより3Dプリンターで作成された原型を用いて、高岡市および南砺市の伝統技術(鋳物、彫刻)を活用し再現制作をしているもの。釈迦三尊像の再現物は来年度以降、東京藝術大学にて最終仕上げを行い、平成28年秋ごろの完成後、国内外での展示を予定している。
「国宝法隆寺釈迦三尊像の再現~地域のものづくりと日本の未来に向けて~」は、3月21日18時半~20時(開場 18時)、ウイング・ウイング高岡 4階ホールにて開催。