2016年01月14日 14:13

千葉大学フロンティア医工学センターの川平洋准教授、中村亮一准教授は、ニットー、西村拓紀デザイン、日本高分子技研との協働により、世界初の医療用ウェアラブルチェア「archelis(アルケリス)」を開発した。

「archelis」とは、手術室内での歩行移動を妨げること無く、必要なときに中腰姿勢で座ることの出来る、これまでにない「身につけて歩ける椅子」。立位で働く医療スタッフの身体的負担軽減のために開発された。

片足ずつ独立したセパレート設計、エルゴノミクスデザインにより実現し、術中の筋肉疲労の低減と安定した長時間の姿勢保持が可能。下肢の姿勢保持のみに特化した設計は、手術室での確実な動作と軽量・コードレス化などの運用性の良さを実現。産学・医工の連携チームの強みを生かした技術開発研究と製品実現を達成している。現在、2016年夏頃の製品化・上市を目指して改良試作と評価が進行中。