2025年10月30日 19:37

グリーンエースは、未利用野菜に新たな価値を吹き込み、食のサプライチェーンと文化の再構築を目指すアップサイクルフードブランド「upvege(アップベジ)」を正式にローンチした。

独自の粉末化技術により、形やサイズが合わず市場に出せなかった「未利用野菜」を、 色・香り・栄養をそのままに高付加価値製品へ再生。「もったいない」を「おいしい」に変える、日本発のアップサイクルブランドが誕生する。

環境省によると、2022年度の日本の食品ロスは472万トン。そのうち事業系・家庭系がそれぞれ236万トンを占めている。一方で、健康志向や環境配慮を重視する消費者の増加により、「サステナブルフード市場」は年率9%の成長を続け、2030年には約2976億円規模へ拡大すると予想されている。upvegeは、こうした社会背景のもと、「未利用食品・野菜を「廃棄物」ではなく「素材」として再定義する」ことに挑戦。廃棄されるはずだった農産物を「おいしさ」と「希望」に変える循環型のフードサイクル構築を目指している。

upvegeは今後、小売企業・外食企業・食品メーカー・自治体などとの共同開発を強化し、未利用野菜を活用した新商品を順次リリースしていく。また、全国の生産地と連携した地域循環型のアップサイクルモデルを構築し、2030年までに「アップサイクル食品を一般食品市場の主要カテゴリー」として確立することを目指す。