2025年10月30日 15:40

まちづくりスタートアップNEWLOCALと男鹿まち企画は、複合施設「CADAR(カダール)」の開業に向けたプロジェクトを始動した。

これは、地域内外の人々が「かだる(秋田弁で、「仲間になる・参加する」の意)」ことのできる新たな拠点。2026年春開業を目指し、立ち上げを共に担う仲間として、施設統括マネージャーおよびオープニングシェフの採用を開始する。

人口減少が加速する地方において、地域資源を活かした「新しい産業のかたち」をつくることが求められている。日本一の人口減少率である秋田県の中でも特にその傾向が著しい男鹿市。豊かな港と自然に恵まれながらも地域再生に向けた課題を抱えている。

男鹿まち企画の使命は、「何歳になっても自分のやりたいことに挑戦できるまちとして、男鹿を未来に繋げる」こと。自ら事業を立ち上げ、経済性を伴うロールモデルを示し、次に挑戦する人が安心してチャレンジできる土壌を整える――その実践の象徴の一つとなるのが、かつて地域の産業を支えた旧進藤鉄工所(1921年創業)をリノベーションして誕生する「CADAR」。

「CADAR」は、おいしいものと人の交わりをテーマにした複合施設。鉄工所の記憶を受け継ぎながら、「食の工場=おいしいファクトリー」として、地域資源の循環と新しい交流を生み出す。おいしいものを食べ・語らいながら、地域との交流拠点になるような場所を目指す。