2025年10月29日 14:48

マイクロウェーブファクトリー(MWF)は、Schmid &Partner Engineering AG(SPEAG)とアンリツと共に、高速にSAR(比吸収率)を測定するソフトウェア(MATEOS)をリリースする。本ソリューションは、5Gスタンドアローン(SA)/ノンスタンドアローン(NSA)、および4G(LTE)機器の開発において、人体への電波の影響評価を自動化。安全性の高いモバイル機器の設計を支援する。
MWFは20年前に設立され、電磁気工学分野で高い専門性と幅広い知見を有している。先進的なワイヤレス、車載レーダー、電磁両立性、航空宇宙、防衛技術向けの試験ソリューションを提供しており、2014年からCornes Technologiesグループの一員。
またSPEAGは、静的から光周波数までの電磁界の近傍・遠方場を正確に評価するための最先端数値ツールおよび機器の開発・製造をリードする企業。さらにアンリツは、1895年の創業以来、進化を続ける情報通信の分野で、各種通信システムの開発・品質保証に欠かせない計測器を開発、製造、販売してきた。
SAR測定は、スマートフォンなどのモバイル機器が、人体への電波影響に関する安全基準に適合していることを確認するために不可欠な試験。今回の協業により、この重要な測定を高速かつ安定して実施できるようになり、モバイル機器メーカーはより迅速に、安全性の高い製品を市場投入できる。3社は今後も安全で快適なモバイル通信の発展に貢献していく。









