2025年10月10日 20:35

長野県東御市では、東御市産ワインをより身近に感じてもらうための講座「ワイン造りとそれを取り巻く営みとの連携」を開催する。講師には日本ワイン界の第一人者・鹿取みゆきさんを迎え、地元農畜産物とワインのペアリングを体験しながら、地域のワイン産業の可能性を探る。

JVA(日本ワインブドウ栽培協会)は、日本ワインの品質向上・発展をめざし、2019年に設立された非営利団体。日本のワイナリーは年々その数を増やし、現在その数は全国で500軒以上。同時に、ワインブドウを栽培する生産者も増加し続けている。50年後、100年後を見据え、「日本の風土を映し出すワイン」が確立し、世界の市場においてもその位置づけが不動のものとなっていくよう、生産者に寄り添い、その活動をさまざまな形で支援している。

日本ワインが長く愛され続けるためには、地域に根ざした取り組みが欠かせない。今回の講座では、「収穫の秋」にふさわしく、東御市の特産品であるワイン、クルミ、チーズ、羊肉などを題材に、農畜産業との連携や地域ブランド形成について学ぶ。ゲストには、市内で羊を育てるSASAKI FARMの佐々木さんを迎え、生産現場のリアルな声を交えながら、ワインシティ・とうみの発展に向けた課題と可能性を考える。

参加費は6000円(グラスワイン4種類・軽食付き)。開催は10月25日14時〜16時。場所はワイン&ビアミュージアム(湯楽里館2階)。内容はワインと地元食材のペアリングを楽しみながらのワインセミナー(初心者〜上級者向け)。