2025年09月25日 15:14

三和建設の熱中症予防ゼリー「ゼネコンがつくったしおゼリー」は、今夏の追加生産を含む累計420万本を販売し、発売から5年目にして、2025年度の売上額が1億円に達した。
気象庁の発表によると、今年6月~8月の日本の平均気温は、これまでの記録を大幅に上回り、統計開始(1898年)以降で最も高い夏となった。毎年のように最高気温が更新され、暑さへの警戒感が高まる中、「ゼネコンがつくったしおゼリー」は、手軽に塩分補給ができることから、建設現場をはじめ、子どもから高齢者まで幅広い年代から信頼されている。
2025年度は4月21日の発売後、順調に注文が寄せられ、6月末時点で昨年の売上本数に到達、9月19日現在、終売が近づきつつある。
過去、真夏のピーク時に十分な数を届けられなかった経験を踏まえ、今年は北九州の新工場で生産体制を強化した。それでも、25件のテレビ放映などで想定以上の注文があり、一部欠品も発生。しかし、製造パートナーである岩瀬コスファの協力のもと、追加生産。一部の欠品の際は予約販売に切り替えることで大きな遅れなく、しおゼリーを届けることができた。
毎年更新される暑さ、6月から始まった「熱中症対策の義務化」、国土交通省の「夏季休工」導入といった社会的な動きを背景に、建設現場の暑熱対策は喫緊の課題となっている。このような状況に対応するため、三和建設は10月より「猛暑対策室」を開室し、自社だけではなく建設業界全体の暑さ対策をより専門的に行っていく。