2025年08月26日 15:59

ダイナミックマッププラットフォームでは、PTV Group (PTV)が新たにリリースしたModel2Go for PTV Vissimにより、同社の高精度3次元データが交通シミュレーション領域でグローバルに利用可能となった。本件については、8月24日~28日に米国ジョージア州アトランタにて開催の「第31回ITS世界会議2025アトランタ」内で発表した。

同社とPTVは、1月に自動車分野・交通工学分野およびその応用分野におけるシミュレーション技術の発展を目的としたMOU(提携に関する覚書)を締結。今般の発表はその成果となるもの。

正確な交通シミュレーションを実現するには、シミュレーター上でよりリアルな道路ネットワークを構築することが不可欠だが、そのようなモデルを手動で作成するには多大な時間を要する。本製品では、当社のセンチメートル級の高精度な3次元データを活用することで、PTVのミクロ交通シミュレーター「PTV Vissim」にて即座に利用可能なモデルを自動で構築することが可能となる。

なお本製品は、PTV VissimのネイティブファイルであるINPXまたは交通シミュレーションの国際標準規格であるOpenDRIVE形式で利用可能。米国、カナダ、欧州連合、英国、日本、韓国を含む20カ国をカバーしている。本製品により、自動車分野や交通工学分野における交通シミュレーションの作業効率化に寄与する。