2025年08月20日 12:12

板橋区は、8月20日、区内を3Dモデル化した仮想空間を舞台に、水害時の避難体験をスマートフォン上で行えるWEBアプリケーション「バーチャル水害避難訓練アプリ」を配信開始した。

「バーチャル水害避難訓練アプリ」は、ミニゲームやクイズなどを通じて、誰でも気軽に楽しみながら、防災意識を高めることができる。3D都市モデルを活用した仮想空間上の板橋区内で、非常用持出袋等の避難時に必要な持ち物の準備や水害に見舞われた状況を想定した避難行動等を通して、避難に関する仮想体験学習を行うことができる。区内の地域を模した4つのステージがあり、それぞれのステージが異なる訓練を模したものになっており、何度も繰り返し体験することで訓練効果が高まる。「舟渡ステージ」は、状況を判断し、正しい選択肢を選び、避難所をめざす。「新河岸ステージ」は、避難に関するクイズに答え、知識を身に付けながら避難所をめざす。「高島平ステージ」は、10種類の防災アイテムを集めながら避難所をめざす。「シークレットステージ」は、3つの地域の体験をクリアすると開放され、学んだ防災知識を振り返るステージとなっている。

同アプリでは、実際の板橋のまちを舞台にし、自分のまちで実際に起こりうる出来事や、自身の暮らす地域の水害のリスクを知ることができる。正確な防災情報の取得方法・水平避難・緊急垂直避難等の避難行動を学び、日頃の防災対策に役立ててもらうとともに、高齢者や要支援者の事前避難や避難支援についても学んでもらい、周りの人々と協力し合った避難行動や対応への理解を促進していく。

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