2025年07月29日 20:26

社会福祉士の小畑圭司さんは、出張型コーヒースタンドの事業「OSHIKAKE Coffee Field」を新たにスタートした。要介護高齢者にこだわりのコーヒーを目の前で抽出し、高齢者や家族、スタッフ、地域の人々に豊かなひとときを提供する。

小畑圭司さんは、学生時代に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っている女性高齢者から、「人生楽しいのは40歳からよ!」との言葉をもらった。高齢になってから病気を患った女性から生み出された言葉に心が震えた。高齢者のこれまでの人生や言葉には、「人を勇気づけ」「希望を与える」可能性に満ちている。その言葉が原動力となり、大好きなコーヒーを通して福祉への自分なりの貢献、高齢者への恩返しの方法を模索し始めた。

この度のサービスを行うことで、非日常を生み出し、コミュニケーションが活性化され、心身が健康になり、そこに役割や生きがいが生まれる。家族や地域とのつながりが生まれる効果により、「高齢者の孤独感や孤立感」「介護従事者の不足や過労」「地域社会全体での高齢者支援の困難さ」という社会問題の解消になると考える。

サービスの特長は、施設内イベントに合わせて柔軟対応が可能なこと。「敬老会」「誕生日会」「家族交流会」「夏祭り」など、さまざまな催しに出張可能だ。ハンドドリップによる、目の前で淹れる演出が可能。会話が生まれる「社交のきっかけ」になる。

対象エリアは、広島県内および近隣地域(※その他エリアは応相談)。

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