2025年07月25日 09:54

静岡大学農学部は、ノダと連携し、「Nature Positive(自然再生)」をテーマにした農学教育を推進し、2025年度より「未来をつくる学び」に取り組んでいく。

この取り組みは、農学分野の学びの中心にある、環境科学・生物資源・地域創生を担う人材育成を目的とし、産学連携による実践的な学びを通じて持続可能な社会の構築に貢献することを目指している。

中庭整備と連動した実践学習として、農学総合棟南側中庭の整備事業を題材とし、建築素材の循環利用や自然共生型空間づくりについて、学生が現場で学ぶことのできる農学教育を展開。本プロジェクトは、自然素材の可能性と空間設計における環境配慮を学ぶ貴重な実践機会となる。また、産学が共創する多様な学習機会として、ノダがもつ木材加工やサステナブル建材の知見を活かし、座学に加えて工場見学やフィールドワーク、共同プロジェクト型の学習機会を提供。学生たちは、素材の生産から利用、循環に至るプロセスを実践的に学び、自然と共生する社会のしくみを多角的に理解し、「未来をつくる学び」を身に着けていく。

今後の予定(教育連携)は、9月30日:構想全体に関する基調講演・発表会開催予定、10月末:農学総合棟南側中庭整備完了、10月以降:工場見学、現地研修、プロダクト共創型PBL(Project based learning)など順次開始。