2025年07月24日 09:02

クリアライズは、日々多様化するニーズに対応するため、受託試験サービス事業について一層の拡充を図る新プロジェクトを始動。5月20日付で、神戸工業試験場(KMTL)との協業をより深化させるべく、新たに発電プラントにおける損傷解析支援をターゲットとした共同プロジェクト「KLEAR(クレア)」を立ち上げた。

クリアライズは、機器分析を中心とした化学分析や物性評価、アンモニア耐食性試験を中心とした環境試験など受託分析試験事業を展開してきた。一方、KMTLは強度評価を主とする材料試験や試験片加工、関連する特殊機器・装置類の設計・製作事業を手がける、受託試験・分析会社であり、両社は共に受託試験・分析業務を基盤としながらも、それぞれ異なる専門性を有している。こうした違いを持つ両社は、事業活動の継続的な発展と、技術を通じた社会への貢献を共通の目標とし、2021年にアライアンスを締結。以降、二次電池や水素燃料電池分野をはじめとする協業を進めてきた。

その連携関係をさらに発展させ、技術の融合と知見の共有を一層推進する新たな枠組みとして、共同プロジェクト「KLEAR」を発足。 クリアライズおよびKMTLは、それぞれ発電プラントの運用現場において長年の経験と専門技術を有しており、構造材料の損傷メカニズムに関する多角的な評価と対策の提案を得意としてきた。両社の技術領域は相互補完的であり、KLEARを通じた連携強化により、国内主要プラントの多くをカバー可能な体制を構築することが出来る。