2025年07月22日 16:11

古川紙工から、岐阜県美濃市うだつの上がる町並みにある、直営店「紙遊」にて、4月にオープンしたカフェに続き、7月19日より「手漉き和紙工房」が新たにオープンした。

本工房は、美濃市の歴史あるうだつの上がる町並みのなかで、初となる手漉き和紙工房。町を歩きながら、美濃和紙を漉く音・香り・手ざわりに出会える体験型の拠点として、週末や祝日限定で「手漉き和紙ワークショップ」も開催する。今回オープンする工房では、若手の手漉き職人・山田さんを講師に迎え、来場者自らが美濃和紙を漉く体験を提供する。

美濃和紙とは、1300年以上の歴史を持ち、国の重要無形文化財やユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統的な手漉き和紙。その特長は、強さと薄さ、美しい光の透過性にあり、長年にわたり障子紙や文化財の修復にも使われてきた。古き良きものを「自分の手で感じる」特別なひととき。いろんなものが忙しく流れるこの時代のなかで、丁寧な手しごとがゆったりとした時を過ごさせてくれる。

古川紙工は、岐阜県にある、創業190年の美濃和紙、紙文具製品を中心に製造販売するメーカー。1300年以上続く「美濃和紙」の伝統を守りながら、時代のニーズに寄り添い、常に新しい商品を生み出している。現在はオリジナルデザイン・イラストの製品作成のほか、キャラクターとのコラボレーション商品も増えており、文具に限らずますます広がりをみせている。