2025年07月18日 15:38

キープ・スマイリングは、付き添い家族への食支援事業「ミールdeスマイリング」において、6月時点で提供数が1万食を突破した。

キープ・スマイリングは、入院中の子どもに付き添う家族を支える認定NPO法人。全国の付き添い家族の物資支援を中心に、付き添い環境の改善に取り組んでいる。

医療の進歩により子どもの命が助かるようになった反面、障害や後遺症、病気の治療のために長期入院が必要な子どもが増えている。子どものケアは大人以上に人手を要するにも関わらず、医療制度により看護師の配置人数は大人と同じであるため、家族のサポートが不可欠な現状がある。家族が付き添いを行う中で最も課題となるのが食事。時間がない、食べ物が入手できない、節約のためなどの理由から3食食べられないケースも多く、食べる場合も約7割が病院内のコンビニや売店で購入したおにぎりやカップラーメンで済ませており、栄養の偏りから体調や心のバランスを崩す家族も多いのが現状だ。

キープ・スマイリングは、病気の子どもが早く回復するためには「親が元気で、笑顔でいることが大切である」という理念のもと、2015年から子どもの入院に付き添う家族への食支援を行ってきた。現在、定期的に食支援を行っている拠点数は4カ所(ドナルド・マクドナルドハウス・せたがや、聖路加国際病院、東京科学大学病院、佐賀大学医学部附属病院)あり、6月、食事提供数が累計1万食を突破した。

団体ウェブサイト