2025年07月01日 16:00

サトーは、廃棄物の回収、処理、再生材の生産、出荷まで一連のプロセスを可視化しデジタル管理するトレーサビリティーシステム「Trace eye(R) Circular Economy」を開発。7月1日より提供を開始する。
持続可能な資源循環社会の実現を加速させるためには、製品の設計から廃棄、再資源化に至るまでのトレーサビリティの確保と可視化が不可欠。なかでも、廃棄物処理から再資源化に至る工程は、他の産業に比べて情報化が難しく、物性や物量、処理工程をデジタルで管理・可視化する仕組みの確立が求められている。
サトーはこれまで、バーコードやRFIDなどの自動認識技術を基盤に、製造・物流・医療など幅広い分野において、モノと情報をひも付けてデータ収集を可能にし、活用するための仕組みを提供してきた。その知見を応用して開発したのが「Trace eye(R) Circular Economy」。本システムは、廃棄物処理における手動解体、選別、各種処理工程、出荷までの情報を蓄積・デジタル化し、データの活用とプロセスのトレースを可能にする。廃棄物リサイクル現場でのPoC(実証実験)を通じて有効性は確認済み。
本システムは、リサイクル企業だけでなく、製造からリサイクルまでを一気通貫で担いたいと考えるメーカーや、DPP対応を推進する企業の活用も想定している。社会的な資源循環ニーズに向け、さらなる機能拡充も視野に入れている。詳しくはこちら。