博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは、AIを活用した画像生成ソリューションを提供するD-ID社と、高品質な日本語音声で対話可能なAIアバター技術を共同開発した。加えて、同技術の一年間の独占利用権を取得し、日本国内でのビジネス実証を開始する。

近年、音声・画像認識、自然言語処理など様々なAI技術の発展に伴い、それらを組み合わせ、人間と対話しているかのように振る舞えるAIアバターが登場している。D-IDは、高度にカスタマイズされたAIアバターを生成できる技術およびプラットフォームを提供しており、欧米を中心にスタートアップから大手企業まで、様々な企業で採用されている。

日本市場においても、企業のマーケティング活動や顧客サービスにおいて、AIアバターの活用ニーズが急速に拡大。しかし、自然な日本語の会話能力と文化的な理解を備えた高品質なAIアバターの開発には技術的な課題があり、日本企業のニーズに完全に対応できるソリューションは限られていた。

こうした技術ギャップに着目し、D-IDの先進的なAIアバター技術と、博報堂DYグループならではのコミュニケーション設計力を組み合わせることで、日本企業の多様なニーズに応える革新的なAIアバターソリューションの実現を目指した。

本ソリューションは、D-IDがもつ最先端の動画生成技術を活用しており、高度にリアルな人型アバター（バーチャルヒューマン）や独自のバーチャルキャラクターを、一枚の写真や短い動画素材から短時間で生成が可能となる。