2025年06月26日 13:04

モノクロームは、テラエナジーが主導する京都の「重要文化財の脱炭素化」プロジェクトに参画。7月1日~31日開催の祇園祭において、長刀鉾保存会が管理する長刀鉾の提灯屋台に、モノクロームの屋根一体型太陽光パネルRoof-1を設置する。

テラエナジーは、2023年4月に京都市と連携協定を締結し、「寺社仏閣の脱炭素化プロジェクト」に取り組んできた。今回新たに、京都が誇る「祇園祭」という無形文化財の脱炭素化への一歩として、長い歴史と伝統を守ってきた保存会と共同で、有形文化財である「長刀鉾」の脱炭素化に取り組む。

Roof-1は金属屋根に特殊加工した太陽光セルを組み込むことで、普通の屋根にしか見えないデザインを実現した屋根一体型太陽光パネル。一般的な住居用太陽光パネルは屋根、架台、太陽光パネルを設置するのに比較し、屋根だけの設置となるため1回の施工で完了する。

今回、提灯屋台に付属する蓄電池の容量は4.6kWh、また屋根に設置する太陽光パネルによる1日の発電量は1.5kWh。提灯屋台の献灯の点灯は7月13日~16日の17時から23時を予定しており、この際に使用する電力消費量は1日あたり1.8kWh。蓄電と発電ができる本設備により、祇園祭宵山(前祭)の期間中の点灯を全て再生可能エネルギーで行うことが可能。

本プロジェクトは、今後も毎年の祇園祭で継続する予定。「歴史と伝統×新しい技術」の融合という、京都ならではのアプローチで「重要文化財の脱炭素化」に臨む。