2025年06月23日 15:49

サンクスラボと、その子会社・里海珊瑚プロジェクトは、ソーシャルグッド型の障がい者雇用創出活動「里海珊瑚プロジェクト」を本格始動する。

これは、サンゴの白化現象が深刻に進む中で、海洋環境保全を推進する企業・自治体・漁協等が協働し、海洋生態系の重要な役割を担うサンゴを陸上で育成し海に還す「里海づくり」を目指す事業。DXに対する深いノウハウや知見を持つアクセンチュアが、社会貢献活動の一環として参画。最新テクノロジーを活用した「水槽DX」で、サンゴの陸上養殖を可能にし、「IT×福祉」を体現する取り組みとなっている。

本事業の核となるのは、サンゴの陸上養殖。飼育技術を習得した障がいのある人が、デジタル技術を最大限活用しながら水槽の環境管理を行い、安定的なサンゴの生育を支えている。障がいのある人が、生活水準の向上に有効なスキルを身に付けて経済活動に参画しながらも、社会的・経済的に自立できる環境と、自身の能力や個性を持続的に存分に発揮できる環境の創出を同時に目指している。

本プロジェクトの本格始動をうけ、実際の陸上養殖現場や海中植え付け場所を視察できる企業向けツアーを、4月25日~26日と5月22日~23日に実施した。一日目は、サンクスラボ本社付近にある養殖所で、障がい者がサンゴ飼育業務に取り組む様子の視察や苗づくり体験を行い、夜は懇親会を開催。二日目は、養殖所の水槽で育ったサンゴが植え付けられている場所へシュノーケリングとダイビングで観察する海中体験を実施した。詳しくはこちら