2025年06月23日 12:46

ライトアップは、東京都中野区に対し「中小企業向け・補助金・助成金診断システム(Jシステム)」の導入を開始した。
自治体における中小企業支援業務は、制度案内や申請支援などに多くの時間と人手を要し、十分な対応が困難なケースが少なくない。結果、企業側も適切な支援制度の存在を知らず、申請に至らないケースが多発していた。
ライトアップは、こうした課題を解決するため、中野区と連携し「中小企業向け・Jシステム」を導入。行政と企業の両面をサポートし、中野区内の中小企業者の成長を後押しする。「Jシステム」の機能は、補助金・助成金の簡易診断(中小企業が自社の状況を入力すると、該当する制度を一覧表示)、制度情報の管理・提供機能(自治体側からの最新情報発信を簡素化)、区内企業の申請状況の可視化・進捗管理機能。本システムは、自治体業務と地域中小企業支援を目的としており、将来的にはAIエージェント機能の段階的な拡充を通じて、補助金・助成金の自動提案や申請支援、制度マッチングの自動化などを実現していく。
今回の中野区への導入は、「Jシステム」として全国で28自治体目の導入事例となる。これまでの実績をもとに、今後さらに多くの自治体との連携を加速し、「地方創生」「行政のDX」「全中小企業の黒字化」を掲げ、AI技術を活用した包括的な経営支援体制の構築を目指していく。
提供開始日は6月23日。