タイププロジェクトは、金シャチフォント ファミリーにインパクトの強いデザインの「金シャチフォント 殿」を追加した。タイププロジェクトオンラインショップでの販売およびサブスクリプションサービス「TPコネクト」での提供を開始する。

金シャチフォントは、名古屋文化の象徴を反映したフォントで、都市フォントプロジェクト誕生のきっかけとなったもの。2020年3月に華やかでゴージャス感のある「金シャチフォント 姫」をリリースしている。

今回発表する「金シャチフォント 殿」は、堂々たる殿様ぶりを感じさせる筆書系の書体。太い筆に墨をたっぷり含ませたようなストロークに律動的なうねりと反りをもたせ、伝統的な様式美を活字書体にしている。歌舞伎文字、相撲文字、寄席文字などの江戸文字の特徴を取り入れつつ、特定の芸能分野に縛られない現代の江戸文字を目指している。

「金シャチフォント 殿」は、DB (デミボールド)、B (ボールド)、H (ヘヴィ)、Blk (ブラック)の4ウエイトで提供する。江戸文字に名古屋の濃い味付けを加えたインパクトの強いデザインは、見出し書体のカテゴリーに適しており、アイキャッチ的な役割を求められる広告や飲食の分野に最適。販売価格は1ウエイト（ダウンロード版のみ）2万750円（税込）、TPコネクト3万円/年額。詳しくはこちら。