2025年03月05日 09:52

埼玉県宮代町とマーケットエンタープライズは、3月4日、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートする。
宮代町は、住民のごみ減量化意識の向上のため、「4R」の取組を推進し、環境負荷を抑えた循環型社会の実現を目指している。町民からは、不要品の処分を検討する際、「まだ使えそうなものなのにもったいない」「処分ではなく誰かに使ってもらえたらうれしい」といった声があり、リユースをより身近にできる新たな施策の検討が課題となっていた。
他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが宮代町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。
「おいくら」は、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォーム。不要品を売りたい人が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リユースショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、宮代町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指す。3月4日16時に宮代町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。