2025年03月03日 16:23

トンカチ社は、2月28日、リサ・ラーソンさんの新シリーズ「にっぽんのリサ猫」の特集サイトを公開、予約販売を開始した。本プロジェクトは、リサ・ラーソンさんがスウェーデンで作った陶器の猫を原型に、日本各地の陶磁器の生産地で「にっぽんのリサ猫」をつくるもの。第一弾は、栃木県の益子で作られた陶器のリサ猫が登場した。

リサさんは日本の陶芸が、大、大、大、大がいくつあっても足りないくらい大好きだったという。だから、リサさんの作品を日本全国の窯元で作ってみたい、というアイデアは、彼女と仕事をするようになった最初期からあったのだとか。

「にっぽんのリサ猫」のトップを飾るのは益子で生まれたリサ猫。伝統釉「並白」の下には、軍手を使ってニュアンスを出しながら着彩した炭呉須(すみごす)の上から、鉄砂(てっしゃ)絵具で絵付けをした縞模様が透けて見える。リサさんが作った猫を再現するとともに、伝統の釉薬と新しい着彩技法をかけあわせて生まれた野良猫となった。原型の持つ、野良猫っぽいワイルドさを失わないように作られている。そのため、ボディの塗装にはムラやカスレがあり、顔は手描きで、職人の気持ちが表情に現れて、個体差が個性として出るように考えられた。

現在オンラインショップ「トンカチストア」、およびトンカチ直営店「トンカチ2号館」にて予約受付中。サイズはW13.5×H8×D9.5cm。価格6600円(税込)。