2024年12月09日 19:50

JALは、日本の航空会社で初めて電動ハイリフトローダー(HL)、電動ベルトローダー(BL)を導入し、12月17日より、羽田空港で本格運用を開始する。
HLは、手荷物や郵便物、貨物などを入れた航空機専用のコンテナやパレットを牽引するトーイングトラクターと連携して、航空機の中へコンテナやパレットを搬入、搬出する器材。導入するTREPEL社製の電動HLは、世界でも多くの実績があり、フル充電の状態で約1~2日のハンドリングが可能だ。※日本航空グループでは、トーイングトラクターは2022年度に電動トーイングトラクターを導入済。
また、BLは貨物の積み降ろしに関わる器材で、動力コンベアーを装備し、旅客機の後方にある、ばら積み専用の貨物室から、乗客が預けた手荷物や貨物を降ろすために活躍する器材。導入するEINSA社製は、世界でも多くの実績があり、フル充電の状態で約1~2日のハンドリングが可能だ。
このたび電動HL並びに電動BLを導入することで、従来比でCO2排出量をゼロに削減し、静音性も向上する。このことにより、オペレーターの労働環境の改善や、空港周辺の騒音・環境問題を軽減、さらには地球環境保全に寄与することが期待できる。 JALはこれからも地球の環境保全に寄与し、より持続可能な航空業界の実現に向けた取り組みを継続していく。