2024年11月19日 16:08

高校生と大学生によるビジネスコミュニティ「First off Projects」は、アート生成AI「peek(ピーク)」を発表。12月1日に名古屋で開催されるイベントにて、デモを実施する。

「peek」は、PCやタブレット等のマイクで収集した音声をもとにアート画像を生成するアプリケーション。マイクは複数設置することが可能で、複数のマイクから聞き取った音声をまとめて、その空間全体で話されていることの要約と、1つの画像が生成される。

本システムは、「First off Projects」に所属する高校生のチームによって開発された。チームでは、学校や会社の中で、たまたますれ違ったグループが何を話しているのかを、見ただけで分かるようになったら面白いのではないかというアイデアを検討。この発想から、システム名「peek(こっそり見る)」が生まれた。

現段階では音声をインプットに画像と要約を生成しているが、人感センサーやカメラなど、端末のセンサーを他のものに変えたり、生成物をほかのものに変えたりすることで様々な応用が可能。実用面では、企業の会議室に設置して社内での議論内容を可視化したり、店舗など人が集まる空間でのにぎわいを分析したりすることができると考えている。また、会話が可視化されることで、楽しさが生まれ、会話を促進する効果も期待できる。