2025年07月09日 16:04

アイ・グリッドは、脱炭素とコスト削減を両立する新サービス「循環型電力」を開始する。
「循環型電力」は、屋根上・駐車場などに設置した太陽光パネル等の発電設備で、自家消費分以上に生み出した再エネを、地域の別の施設に供給する電力のシェアリングサービス。アイ・グリッドは太陽光オンサイトPPAでこれまでに1226施設(7月7日現在)の開発実績がある。この開発実績をもとに生み出された余剰電力をアイ・グリッドで集約し、他施設に供給する。
これまで、賃貸物件や築古施設など、施設の条件により太陽光パネルが設置できない企業も存在し、再エネ導入が進まないという課題も抱えてきた。「循環型電力」は、太陽光パネルの設置が困難とされてきた施設でも「設置工事不要」「最短2カ月」で再エネ導入が可能となり、企業の脱炭素への取り組みに活用できる。
経済産業省の調査によると、企業の電気代は10年前と比べ約1.3倍も上昇している。また、日本のエネルギー自給率は約13%と非常に低く、災害や国際情勢不安、円安などの要因で電力価格は大きく変動するリスクを抱えている。
「循環型電力」で使用する再エネは、自社で開発した太陽光発電施設由来の再エネのため、燃料費がかからず、電気料金単価を固定で提供が可能。さらに20年単価固定を採用することで、電力価格変動の影響を抑制する効果が期待できる。循環型電力サービスサイトはこちら。