2024年11月13日 15:44

ポケットサインが開発する避難支援アプリ「ポケットサイン防災」が宮城県内の全35市町村で、11月18日から導入されることが決まった。

ポケットサイン防災は、同社のデジタル身分証アプリ「ポケットサイン」のミニアプリ。同社と宮城県は現在、ポケットサイン防災を「宮城県原子力防災アプリ」として提供している。このたび、宮城県が主導して広域災害や広域避難に備えるため、ポケットサイン防災が県内35市町村で導入されることが決まり、11月18日にミニアプリ「みやぎ防災」としてリリースされる。

ポケットサイン防災を使うと、自治体はマイナンバーカードの情報を基に年齢、居住地域などに応じて避難指示を住民一人ひとりのスマートフォンへ通知できる。住民は自身に合った情報を迅速に受け取ることが可能に。また自治体がLアラートに避難指示などの災害情報を登録すると、ポケットサイン防災に自動的にプッシュ通知が送られ、職員の業務負担が軽減される。さらに、避難所に掲示されたQRコードをスマホで読み取るだけで避難所へのチェックイン(入所登録)が完了するというメリットも。

宮城県内の全ての市町村がポケットサイン防災を導入したことで、住民はアプリ登録すると居住する自治体以外など県内のどの地域へ避難してもポケットサイン防災を利用できる。自治体側も、住民がどこに避難していても、避難状況を一人ひとり正確に把握できるようになる。案内サイトはこちら