2024年11月05日 15:21

東急リバブルとアルサーガパートナーズは協業して、生成AI(ChatGPT)を活用した独自の業務特化型システムを開発。その第一弾として、SNS投稿文章の作成業務を支援するシステムを構築し、11月より運用を開始した。
昨今、情報発信・共有の手段としてSNSの果たす役割が大きくなっている。不動産業界においても例外ではなく、売主・買主双方から身近で接しやすく、わかりやすいコミュニケーション手段としてSNSへの期待が高まっている。
しかしながら多岐にわたる不動産情報をSNS上で表現するためには、個々の不動産の特徴を理解し、何を伝えるべきかを判断し、それを簡潔に文章化することが必要。また買主に関心を持ってもらうには、同一不動産であっても、購入対象となる買主の年齢層や家族構成など様々な要件を踏まえて記載する情報を選択し、表現をアレンジしなければならない。
本システムでは、不動産情報の読取・理解からSNS投稿文章の原案作成までを生成AIが担い、それを担当者が修正するこで、1件当たり45分の作業時間を10分にまで短縮した(約35分、約80%の削減)。これにより、SNS投稿件数を4倍程度にまで拡大することが可能となる。
さらに同社の技術と知見により、生成AIへの指示(プロンプト)をすべてパターン化した選択メニューとすることで、専門性の高い属人的業務を汎用的な生成AIシステムの支援により一般的な業務へと進化させることも目指している。