2024年10月07日 16:00

コクヨは、小学生の声をもとに開発した「通学用バックパック」の実証実験を10月3日より開始した。
本プロジェクトは、元小学校教員の経歴を持ち、現在は商品企画を担当する同社社員が小学生のより良い通学環境を目指した、小学生との「通学用バックパック」の共創活動。今回、福岡県田川市立伊田小学校の小学生に試作品を2カ月間実際に使ってもらい、使用時の気づきや課題を抽出する実証実験を開始した。
実証実験では、希望する小学生に対して「通学用バックパック」の試作品を提供し、実際に登下校時に使用してもらう。アンケートやヒアリングで収集した、使い心地やデザインなどに関する子どもたちのリアルな意見を反映してさらなるブラッシュアップを行い、商品化を目指す。この「通学用バックパック」は、下部にあるファスナーを開くことで収容部を拡張することができる、布製のバックパック。特に荷物が多い週初め、週末に持ち運びが発生する体操服や上靴などの物が収容しやすくなっている。また比較的荷物の量が少ない日は下部のポケットをたたんでおくことで、月曜日から金曜日まで毎日サブバックを持つことなく身軽に通学できることを目指している。素材はポリエステルを使用しているため、本体の重さがおよそ990グラムと、従来の人工皮革製のランドセルと比べて軽く(同社比)、身体への負担軽減が期待される。
期間は10月3日~12月4日。