2024年06月03日 15:55

Thinker(シンカー)は、世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2024」(6月4日~7日、東京ビッグサイトにて開催)に出展。会期中は、Thinkerの近接覚センサーTK-01を用いたロボットハンドによる食材ピッキングのデモンストレーションを実施する。

これまで食品製造現場では、ゆで玉子のように表面がツルツルとしてすべりやすい食材や、青果のように形状が不揃いの食材、焼き菓子のように割れやすい・壊れやすい食材の取り扱いは、ロボットハンドには難しいとされてきた。しかし、近接覚センサーが、その難題を解決する様子を見ることができる。

「近接覚センサーTK-01」は、Thinkerが提供する新しい方式を用いたセンサー。カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングにより、モノの位置と形を非接触かつ高速に把握できる。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能に。ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができる。

また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されている。日時は6月7日。場所は東京ビッグサイト東7ホール スタートアップゾーン。詳しくはこちら