2024年04月05日 19:49

日本ケアフィット共育機構が認定・運営する資格「サービス介助士」が、取得者数22万人を突破した。

サービス介助士とは、おもてなしの心と正しい介助技術を学ぶ資格であり、日本ケアフィット共育機構が2000年より資格認定・運営を行っている。高齢者疑似体験、車いすの操作や視覚障害者の手引き、障害の社会モデルの理解、障害当事者との対話など実技教習を通して体系的に学ぶ。交通、金融、流通など高齢者や障害者の暮らしに欠かすことの出来ないサービスを提供する業界約1000社に、幅広く資格が導入されている。

2000年から始まった当初は、介護保険法が施行されたことで高齢者への福祉が注目されていた。高齢者人口が増加する中、ケアフィットは高齢者を寝たきりにさせずに、社会を活性化する一員となってもらうよう、街中で支え合うことができる環境が重要と考え、サービス介助士をスタートした。

4月から改正障害者差別解消法が施行され、障害者への合理的配慮の提供が民間事業者において法的義務化される。合理的配慮の提供は障害者、事業者どちらかの都合が優先されるものではなく、障害者と事業者との建設的な対話によって成立するもの。このような状況において障害者など多様な人へのコミュニケーションと介助を実践的に学ぶことができるサービス介助士の資格は、どんな業態の企業においても必要となる。詳しくはこちら