2024年04月02日 09:49

FRONTEOは、4月1日、転倒転落予測AIシステム「KIBIT Coroban」の単独販売を開始した。
FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様なAIソリューションとサービスを提供するデータ解析企業。「KIBIT Coroban」は、電子カルテに記載された看護記録を「KIBIT」が解析し、入院患者の転倒転落リスクを予測して、転倒・転落の発生する可能性のある患者についてアラートを発報するシステム。医療スタッフの負担を増やすことなく、従来の転倒・転落リスクアセスメントシートと同等の精度での予測が可能である点が評価され、中規模病院から大学病院まで多様な医療機関で導入されている。
今回、エーザイとの業務提携契約の終了に伴い、単独販売を行う。併せて、システム名を「Coroban」から「KIBIT Coroban」、また介護記録の解析を活用した介護施設向けAIシステム「Coroban Care」を「KIBIT Coroban Care」に改称する。
高齢者の転倒・転落は、要介護状態・寝たきり状態や認知症の進行、さらには死亡に至る危険性もあることから、その発生予防に向けたリスク管理は医療機関・介護施設における重要課題の一つ。FRONTEOは、この課題の解決への一助となるAIシステムの研究開発・ソリューション提供を通じ、医療・介護現場の課題解決とスタッフの業務負担軽減、ケアの質ならびに高齢者のQOL向上に貢献していく。