2015年06月19日 13:41

山と溪谷社は、6月19日に「香料商が語る東西香り秘話」を刊行する。
本書は、香料商として長年働いてきた著者が語る、古今東西の香りの世界の話だ。
フランスで鼻(ne)と呼ばれる調香師たち、その香水創りの妙。薬酒からはじまった、香水の歴史。人類とローズが辿った長い道のり。香料商発祥の地、グラースの花畑案内。8世紀のバクダッド市場に満ちていた香り。江戸時代の日本にペリーがもたらした香水の話、そして日本人の香り感覚。あちこちを辿りながら、香りの世界を案内する。
ヨーロッパはフランスに始まる香料商の歴史、そして原料調達の役割を担ったアラブの商人たち、そして縄文時代にはじまる日本の香り。香りの世界を覗いてみたいあなたにお薦めの一冊だ。
ヤマケイ新書「香料商が語る東西香り秘話」は、定価880円+税。