2023年12月27日 16:00

OCHは、PCのフロントカメラから得られる映像をAI解析し、不審な動きを検知して知らせる「J’s Cutt(ジェイズカット)」を販売開始する。
近年、働き方改革や新型コロナウィルスの影響により自宅やシェアオフィスでのリモートワークが急速に増加した。このような新しい働き方は時間の使い方など多くの利点があるが、セキュリティ上のリスクも増大している。各企業にて様々なセキュリティ対策を講じているが、「画面の盗撮や覗き見による情報漏洩」の対策はおろそかにされがち。しかしながら、ショルダーハッキングや内部不正による情報漏えいの事例も増加しており、重要な課題と考えられる。
そこで、同社では「J’s Cutt」を販売する。「J’s Cutt」は、PCのフロントカメラからの映像をAI技術を用いて解析。スマートフォンでPC画面を撮影した場合や、第三者が背後にいる場合など、不審な動きを検知するとPC画面がホワイトアウトする仕様だ。その後に管理者へ通知する機能や、証拠画像の記録を一括管理できる機能もある。リモートワークや外出先で働く人だけでなく、機密情報を扱う部門の人にも利用してもらえる製品だ。「standard版」は、PCのフロントカメラに複数人の人物が映った際の検知、PCにスマートフォンやカメラがかざされた際の検知、PCのフロントカメラが正常に動作しているか否かの検知を行い、ホワイトアウトした後に管理者へ通知する。「professional版」では、standard版の機能に加えて、なりすまし防止の本人認証機能がある。