2023年12月12日 16:13

日本デザインセンターのクリエイティブチームCYQL PROJECTとリコーは、環境への課題意識の向上と循環型社会の啓発を図るため、デザインの力で生活者にも浸透を図る共創プロジェクトを立ち上げた。
CYQL PROJECTは、サステナビリティや廃棄の観点からプロダクトデザインを構想する日本デザインセンターのクリエイティブチーム。一方、リコーが開発する「PLAiR」は、独自の発泡制御技術によって誕生した自然由来99%のプラスチック素材。ほとんどが自然由来なのでCO2排出量抑制や一定環境下での分解など環境負荷の少ない新たな循環を生み出すことができる。両者の考え方や姿勢に共感が生まれ、共創プロジェクトがスタートした。
制作されたのは、PLAiRの魅力を伝える象徴となる食品容器のコンセプトモデル。「植物由来」や「空気」といった目に見えないPLAiRの特徴がプロダクトデザインの印象を通して感じられるように、造形は四方に角を持たない有機的で柔らかなものに。また、縁まで広がる波紋は自由自在に形を変えて暮らしに行き渡るPLAiRの可能性を表した。
このコンセプトモデルを今回のプロモーションのメインビジュアルに掲げ、特設WEBページやムービーでさらにPLAiRの魅力を伝えていく。コンセプトモデルの販売は未定。PLAiRの各所展示スペースや出展する総合展示会、イベントでサンプルを展開する。