2025年10月27日 09:41

SNS推し本大賞実行委員会は、「SNSで推された本」に光を当て、読者と出版社・書店・著者をつなぐ新たな賞「SNS推し本大賞2025」の授賞式を10月24日、神保町Book House Cafeにて開催した。
出版業界は長らく縮小傾向にあり、書店数の減少、出版点数の増加による埋もれる良書の増加など、構造的な課題を抱えている。SNSの普及により、読者一人ひとりが自らの「推し本」を発信できる環境が整った。しかし、その声は散在しており、実際の購買行動や書店での展開につながりにくいのが現状だ。
「SNS推し本大賞」は、読者主導で新たなベストセラーをつくる、画期的な賞。SNSを通じて読者自身が「推したい本」を選び、投票。埋もれていた良書や中小出版社の作品にもスポットライトが当たる。今回の投票に参加した3761人の声は、多様な読者が本の未来を形づくることを証明した。ビジネス書、小説だけでなく、「知の扉がひらくで賞」「世界の見え方、変わるで賞」「この気持ちシェアしたいで賞」「発掘部門」など、多様な価値観を反映した部門設計により、様々な作品に光を当てる。
「SNS推し本大賞2025」は、記念すべき第1回目の開催となる。最終投票には3761人が参加し、7部門の大賞作品が決定した。受賞作品は、10月25日以降、全国60店舗以上の書店にて特設コーナーを展開する。









