セーラー万年筆は、「長刀研ぎエボナイト万年筆 憧憬」を、11月18日より世界500本（国内250本、海外250本）限定発売する。

超大型の21金長刀研ぎペン先を搭載し、重ねたエボナイト材にチラシ細工を施した重厚感のあるエボナイト万年筆「憧憬」。本体には日本画をモチーフにしたカラーエボナイト材を使用している。まるで人形のような美人画を得意とした浮世絵、鈴木春信の「つれびき」をカラーモチーフに採用。鈴木春信の色彩に胡紛を混ぜた中間色で表現された叙情性ある幻想的な雰囲気を、幾層にも重ね、複雑に織りなすカラーエボナイト軸にて表現した。

長刀研ぎは、限られた職人だけが作ることができる究極のオリジナルペン先。ペン先の先端に通常より大きいペンポイントをつけ、長刀の刃型のように長く、角度を滑らかに研ぎ出している。ペンを寝かせると太い線、立てると細い線が書けるという特長があり、トメ、ハネ、ハライなどが多い漢字を最も美しく筆記することができる。また、同じ字幅のスタンダードペン先と比べると太い線を書くことができ、筆圧をかけなくても滑らかな書き心地を実感できる。字幅は中細(MF)、中字(M)、太字(B) の3種をラインアップ。

シリアルナンバーを刻んだ特別仕様として、同じものが世界中に二つとない限られた逸品。しっとりと手になじむ美しいエボナイト材の感触と、唯一無二の長刀研ぎペン先のなめらかな筆記感を楽しめる。希望小売価格19万8000円（税込）。