2023年10月17日 18:44

イケア・ジャパンは、植物由来の原料でつくったプラントベースソフトクリームを、10月19日より全国のイケア店舗で発売する。またこれにより、乳を使用したミルク味のソフトクリームの提供を終了する。

イケアでは、人と地球にポジティブな影響をもたらす、より健康的でサステナブルな食習慣とライフスタイルのきっかけを提供したいと考えている。その一環として、日本の独自の取り組みとして、大人気のソフトクリームのミルク味をプラントベースにするプロジェクトを2021年頃に開始した。日本国内の食品メーカーの協力のもとサンプルを試作し、一部店舗にて一カ月間のテスト販売を実施。アンケートを実施するなど、何度も試行錯誤を重ねた上で約2年間の開発期間を経て、販売にいたった。

一般的な乳を使用したソフトクリームでは、乳のコクが風味において重要な要素。プラントベースのソフトクリームでも乳と同じようなコクが感じられるように、乳の代わりに豆乳を使用した。ただ、豆乳を入れすぎると豆乳の風味が強くなってしまうため、甘味と塩味のバランスを調整している。また、豆乳は粉末原料も含めて、10種類程度の風味を確認し、豆の独特な香りが少ない豆乳を使用することで、現行のイケアのソフトクリームに近い厚みのある風味を再現した。

さらに、乳製品を豆乳に置き換えるだけではシャリシャリとした食感だったため、滑らかになるように豆乳と他の原料との配合を調整している。価格は50円。全国のイケア店舗にて販売する。