2023年09月20日 16:11

シナジーが運営するネット回線の情報サイト「ネット回線の学校」は、携帯電話の利用者を対象に実態調査を実施した。
まず現在、利用中の携帯電話のプランを聞いたところ、三大キャリアがもっとも多く55.3%、格安SIM、格安プランが36.3%、分からないは6.5%、その他、1.8%だった。三大キャリアからの乗り換えは全体的に鈍く、格安SIM、格安プランへの乗り換えが十分に進んでいるとは言い難い現状が見えてくる。
男女別にみると、男性の格安SIM、格安プラン利用率が34.5%にとどまったのに対して、女性は38.2%と高い値だった。特に年代別でみると、30代の女性が格安SIM、格安プランの利用に積極的。30代女性の格安SIM、格安プランの利用者は48.4%(三大キャリア利用者は45.2%)にのぼり、この年代の女性のみ、三大キャリアと格安SIM、格安プランの利用者が逆転する。また、今回、年収と格安SIM、格安プラン利用者の関係も調査したが、特に目立った相関関係は見られなかった。
アンケ―トの結果から、三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の強さが目立った。また、楽天モバイルを含む格安SIM、格安プランへの乗り換えに慎重な人が多い現状が浮き彫りに。男女別だと女性の方が格安SIM、格安プランを積極的に利用しており、女性の節約意識の高さが目立つ結果になった。