2023年08月17日 12:51

Agrihubは、同社が運営する農業管理アプリ「Agrihub(アグリハブ)」において、主に大規模農家向けの機能として、地図上から、同アプリの様々な機能にアクセスできる「農作業マップ」を追加した。
現在の日本農業業界は、諸外国との競争もますます激化する中、紙文化が根強く残っている等、依然として改善の余地が大きい状況で、より効率的なシステムの実現が求められている。そのような状況下、エンジニア出身の農家である創業者の伊藤さんは、その経験から「農業の不便さ」と「ITの可能性」の両面を痛感し、「ITを通じて今の状況を変えたい」という想いで2018年9月に「Agrihub」をリリースした。
元々、個人農家向けとして開始され、既に登録ユーザーは約3万人、登録日誌数は280万件を突破したが、一部、大規模農家の人々からは「便利だが、使いにくいところもある」との意見があった。これを受け、細かいアップデートを繰り返し、大規模農家向けの「地図ベースの圃場管理機能」を実装する基盤が整ったことから、今回、機能追加に踏み切った。
「農作業マップ」は、従来は文字でしか確認できなかった各種情報を地図上から視覚的に管理できるようにすることで、圃場での作業・予定管理の利便性を大幅に向上させるもの。特に、今後の日本の農業効率化に向けて必要とされる、広大な圃場を持つ大規模農家が、視覚的に農地情報を把握できるようになることは、オペレーション効率化に大きく資する。
8月17日より全ユーザーに公開(初月無料、2カ月目以降より年間2640円)。