2023年06月27日 15:53

不動産業界向け垂直統合SaaS「いえらぶCLOUD」を提供する「いえらぶGROUP」は、オークハウスが運営する外国人向け賃貸住宅ポータルサイト「OAKHOUSE」との賃貸物件情報の連動を開始した。
日本の人口は2008年にピークを迎え、人口減少・少子化・高齢化社会といった2030年問題への対策が求められている。そのような中、出入国在留管理庁では外国人在留支援センターを設ける・外国人のスタートアップを支援するなど、政府としても外国人材の活躍を推進。実際に在留外国人数は2022年12月末時点で307万人を超え過去最高であり、外国人労働者も2022年10月末現在で過去最高となる182万人を記録した。
しかし2022年8月に法務省より発表された「外国人住民調査報告書」によると、住居探しにおいて、「国籍等を理由に入居を断られた」(16.9%)「保証人が見つからなかった」(15.1%)などの困りごとが挙げられている。
オークハウスは1992年から外国人向けの住宅事業を行ってきた。外国人と日本人の割合が均等なゲストハウスモデル、日本人入居者が過半数以上を占めるシェアハウス、現在はソーシャルレジデンスなども提供。延べ100カ国以上の人々が、同社のサービスを利用している。このたびの連携により「いえらぶCLOUD」に登録された物件はワンクリックで「OAKHOUSE」に掲載が可能となった。いえらぶGROUPでは、引き続き外国人向け住宅の流通を活性化するとともに業務の効率化に貢献する。