2023年04月17日 15:55

両備バスカンパニーと中国バスでは、4月24日より、約1カ月間、路線バス、高速バス、観光バスの乗務担当社員が、試験的に偏光サングラスを着用し、乗務する。
大型バスでは、通常はサンバイザーや日よけスクリーンで運転時の直射日光および反射光のまぶしさを軽減している。しかし、大きなフロントガラスやサイドミラーの全てを覆うことはできず、西日が強い日などは、乗務担当社員は運転時のまぶしさを感じながら乗務し、負担となっている。そこでこのたび、乗務担当社員の運転環境向上のために、色覚に影響を及ぼさず、まぶしさを軽減することで視認性を向上し、疲労軽減につながる偏光サングラスを着用。乗客への印象の調査を実施する実証実験を行なうことになった。
実証実験は4月24日~5月21日。着用するサングラスについてはタレックスの偏光レンズ「トゥルービュー(R)」。オーバーグラス(眼鏡の上からでも眼鏡なしでもかけられるタイプ)、クリップオンサングラス(眼鏡に取付けるタイプ)フリップアップサングラス(サングラス跳ね上げタイプ)の3タイプを各営業所へ配付する。
実証実験後、乗務担当社員の声やお客様アンケートの結果を参考に、導入の可否を決定する。乗務員のサングラス着用は、電車の運転士への導入実績はあるが、バスドライバーへの導入は、中四国地方では今回の両備バス・中国バスが初の実証実験となる(メーカー調べ)。この実証実験実施については車内へ掲示のほか、公式webサイトやSNSを通じて広く利用者へ伝えていく。