2025年08月04日 19:39

デクセリアルズは「2025ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」において、同社が製造・販売する3製品が世界シェアNo.1を獲得したことを明らかにした。これは2019年から6年連続となる。3製品は、異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)。

とりわけ異方性導電膜(ACF)は同社の主力製品であり、ノートPC、スマートフォン、車載ディスプレイなど多くの製品に採用されている。スマートフォンのディスプレイが、液晶からフレキシブルOLEDと移行するなか、独自技術で導電粒子を意図した位置に配列した「粒子整列型異方性導電膜(ACF)」は、高い接続信頼性を実現。より微細な接続が求められるフレキシブルOLEDディスプレイにおけるデファクトスタンダードとなっている。

2012年に操業を開始した同社は、時代や技術の変化を先回りした製品開発によりテクノロジーの進化を支えてきた。電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛け、国内8(子会社拠点含む)、海外11の製造・販売拠点で事業を展開している。

これからも、変化する社会・環境において、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供。持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指す。