2023年04月12日 12:17

マイクロモビリティ推進協議会は、7月1日から新たな交通ルールが始まる電動キックボードの安全な利用を推進するため、東京都と協定を締結した。

7月1日に改正道路交通法が施行されると、電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」という新しい分類のもと、新たな交通ルールが適用される。同協議会は、2019年5月の設立以降、業界全体の発展のために安全上のガイドラインの策定に加え、関係省庁との対話を重ね、政策提言を行ってきた。また、関係省庁によるルール策定のための実証実験に加盟事業者が参加し、合計約267万kmの走行データを収集・提出している。また、交通ルールの周知や、保安基準を満たす車両の整備など、取り組むべきことが多い中で、事業者間で足並みを揃え、共同で業界全体の発展に向けて取り組むことこそが最善と考え、協議会を運営してきた。一方で、新たな交通ルールを国民に周知するためには、関係省庁や自治体の協力が不可欠だと考えている。今回の協定を基に、東京都との連携を更に強化し、新たなルールの周知に共に取り組んでいく。

同協定により、東京都とマイクロモビリティ推進協議会は、都民が電動キックボードを安全に利用できるよう、連携を強化しながら普及啓発に係る事業を推進する。内容は、「都は、事業者の知見を踏まえ、守るべきルール等を周知するリーフレットや動画を作成」、「都が作成した広報物を活用し、事業者が利用者等へ安全啓発活動を実施」、「交通安全イベントを協力して開催」、「事業を進めるために必要な情報提供、意見交換を実施」。

マイクロモビリティ推進協議会 / 東京都