2023年03月16日 12:03

ギブリーは、「ChatGPT」等を展開するOpenAI社の各種APIと連携し、法人内でChatGPTを活用できる「法人GPT(法人・ジーピーティー)」を4月上旬にリリースする。
OpenAI社は、3月1日の「ChatGPT API(gpt-3.5-turbo)」の提供開始と同時に、APIを通じて送信されたデータを、モデルのトレーニングに使用しないというアップデートを発表した。これにより法人の「ChatGPT」の活用が更に進むと予測される。また、3月14日にはマルチモーダル化も果たす「GPT-4」が発表され、画像を併用したインプットへの対応なども進む。さらに、許可されないコンテンツ生成に対応する可能性がGPT-3.5と比較して82%低くなるとされているため、業務上の実用化が加速すると考えられる。一方、現在組織内で「ChatGPT」を利用するユーザーの多くは、自身でアカウントを取得の上、個人利用と同義の使い方をしていると考えられる。そこで同社は「ChatGPT」を含むOpenAI社の各種APIを、法人単位で活用できるプラットフォームを開発し、導入支援プログラムと同時に提供する。
従業員は「法人GPT」にログインすることで、自社専用環境で「ChatGPT」を利用することができる。個人でのOpenAIのアカウント取得は不要だ。基本機能としては、一般的な「ChatGPT」との会話の他に、文書要約/添削/翻訳/FAQの自動生成などを想定している。サービスの導入時には、導入支援プログラムもあわせて提供する。
リリースは4月以降随時。