2023年03月02日 19:00

CO2排出量可視化のクラウドサービス「e-dash」を提供するe-dashは、J-クレジットプロバイダー大手のイトーキと連携。同社が運営するカーボン・クレジットのマーケットプレイス「e-dash Carbon Offset」上で、J-クレジットの販売を今年5月より開始する。民間主導によるオンラインマーケットプレイスでのJクレジットの取り扱いは、日本初の取り組みとなる。
J-クレジット制度は、企業・自治体の低炭素化を促進するために、省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出削減・吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。これまでに累計600万トン以上のクレジットが活用されてきた。
しかし、そのほとんどが仲介事業者を介した「相対取引」による購入。クレジットの種類・特性も多岐に亘ることから、企業は「購入方法が分かり辛い」「どの種類のクレジットを購入すれば良いのか分からない」「クレジットの比較・検討がしづらい」などの課題を抱えていた。
同社はこれらの課題を解決すべく、2011年にカーボン・オフセット事業を開始して以来、12年間にわたり多くの企業のオフセットを支援してきたイトーキと連携。企業が直接、手軽にJ-クレジットを比較・購入できるマーケットプレイスを提供する。今回の連携により、「e-dash Carbon Offset」を利用することで、企業は状況やニーズに応じて希望の量のJ-クレジットを、希望の種類とタイミングで購入することが可能になる。