2023年02月24日 19:48

オリオンスターロボティクスは、配送ロボットLuckiに、呼び出しボタンをリリースした。コロナ禍以降、様々な業界では業務負担が高く、非接触対応も求められている。追加された呼び出しボタンの機能を使用すれば、利用者がボタンを押してロボットを呼ぶとロボットが席に到着し、空いた皿を乗せると待機位置へ戻る。

運用シナリオのひとつが、病院のナースコール。患者がワンタッチで、薬剤、水などを送ることができ、検体回収などにも対応。二次開発で遠隔医療にも対応できる。病院内の業務をロボットと分業することで、医療関係者の働きやすさや病院の魅力度向上につながる。

レストランの下げ膳にも活用されており、焼肉店で呼び出しボタンを利用する場合、テーブルに皿が溜まりにくくなり、追加注文にもつながる。また配膳ロボットの導入により、ホールスタッフの人手不足解消と顧客満足度向上に貢献。さらに、ロボットを利用した展覧会も話題に。参加者が作品の詳細を知りたい場合、呼び出しボタンを押すだけで、ロボットが作品を紹介。斬新で、サービスの質を高めることができる。

工場では、次の工程へ部品や半製品の搬送は呼び出しボタンを押すだけで完了。現場従業員は重労働から解放されてより専門的な作業に集中し、生産効率を向上させることができる。同社は人材不足などの課題を解消するため、今後もより多くのサービスロボットソリューションを提供することを目指す。