2023年02月24日 09:57

朝日新聞社は、2月27日、楽天グループが運営するNFTマーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」で、報道写真を使ったNFTを発売する。

NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、従来容易に複製可能だったデジタルデータに、証明書コード(Token)を付与することで、データの唯一性を証明し、資産価値を持たせることを可能とした技術。「Rakuten NFT」は、スポーツやエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTを購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスだ。朝日新聞社のNFT発売は初めてとなる。初回となる「鉄道開業150年シリーズ」は、デゴイチ(D51形)やブルートレインなど車両の写真本体と、その背景を記した解説カードのパックが計20種類。5種類ずつ4回にわけて販売する。

朝日新聞社は明治の創刊以来、国内外の時代を記録した数多くの写真や動画を所蔵している。写真データベース「朝日新聞フォトアーカイブ」を通じて、テレビや雑誌など多くのメディアに広く活用されているほか、企業広告にも利用されている。その一方で、約2000万枚にのぼる所蔵素材の大半は、一般の人々の目に触れる機会がない。今回NFTの技術を使うことで、一部ではあるが、貴重な写真を多くの人に楽しんでもらえる形にすることができた。歴史的な場面を人々と共有できる機会になることを期待している。

価格は1パック3980円(税込)。発売日は2月27日から4回にわけて、毎回17時発売予定。

販売ページ