
良品計画は、生育が早く環境負荷が少ない素材である竹を使った収納用品10種類、収納家具5種類を2月23日から全国の無印良品とネットストアで発売する。
無印良品は1980年の誕生以来、「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けている。竹は、植物の中でも生長が非常に早い資源であり、短期間で多くのバイオマスを生産できる。CO2を吸収して酸素を放出することができ、地球温暖化防止の観点から注目されている。また、丈夫でしなやかな特性は、収納用品や収納家具の素材としても適している。既に竹を代替素材として活用した、ティッシュペーパーや楊枝などの生活用品を販売しているが、今回収納用品や収納家具でも竹を使った商品を大幅に拡大する。
収納用品としては、新商品「重なる竹材整理ボックス」3種と、リニューアル商品「重なる竹材長方形ボックス」7種を発売。整理ボックスは、片手で持てるサイズのため、持ち運びできる小物入れとして便利だ。一方、長方形ボックスは、無印良品のモジュール(標準寸法)にあったサイズで作られているため、スタッキングシェルフなど、ド王社の収納家具にぴったり収まる。収納家具としては、タオルハンガーとラック4種を発売。竹は繊維質でしなりに強く細い材でも強度があるので、竹材を使った家具や収納は、軽く、移動が便利。柔らかな質感と天然素材ならではの風合いがあることから、リビングやダイニングなど暮らしの中で見える場所で使いやすく、経年変化を楽しめる。フリーラックやコーナーラックは、コンパクトなサイズで、部屋の小さなスペースに置いて、収納スペースが作れる。